7–15 Mar 2026
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Session

量子重力理論

9 Mar 2026, 15:00

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  1. 足立 凌 (京都大学素粒子論研究室)
    09/03/2026, 15:00

    二次元dilaton重力理論は二次元時空の計量にdilatonと呼ばれるスカラー場$\Phi$を結合させた理論であり、dilatonポテンシャル$V(\Phi)$と呼ばれる関数で特徴づけられる。その中でも$V(\Phi) = \Phi$の場合(Jackiw-Teitelboim重力)とランダム行列理論の間にはSaad-Shenker-Stanford対応と呼ばれる双対性があることが知られている。
    本発表では、$V(\Phi)=\Phi + \epsilon \exp{(-\alpha \Phi)}$ と変形したときに$\epsilon$に関する摂動論が円錐特異点を持つ双曲面の足し上げに帰着される事を利用して、類似の対応がより一般の$V(\Phi)$を考える場合にも成り立つことを見る。この発表は論文(arXiv:2006.13414[hep-th])のレビューである。

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  2. 倉増 翔 (立教大学大学院理学研究科)
    09/03/2026, 15:20

    本発表では、AdS₃時空の接合によって構成される閉宇宙解とそのホログラフィック双対についての先行研究を概説する。特に、薄いシェルを用いたAdS時空の貼り合わせによりビッグバン・ビッグクランチ型宇宙が得られる構成と、それが境界CFTにおける重い演算子挿入や部分エンタングル熱状態(PETS)としてどのように記述されるかをレビューする。

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  3. 近澤 聖賢
    09/03/2026, 15:40

    非超対称ブラックホールはしばしば動的不安定性を示し,より安定な相への遷移を記述すると考えられている.そのため,それらの性質を解明することは弦理論における時空の安定性や相構造を理解する上で重要である.本研究では,10次元ヘテロ超重力における非超対称ブラックブレーンの新たな厳密解を与える.我々のブラックブレーン解は2種類のゲージ電荷をもつにもかかわらず解析解であり,これはヘテロ弦におけるブレーンの分類に関する近年の発展を拡張するものである.また,これらの解は,既知の非臨界次元における解を臨界次元へ埋め込むための新しい方法を提供する.
    さらに,このブラックブレーン上で非可換ゲージ場の摂動解析を行うことにより,温度が低下すると自発的に対称性が破れ,ゲージ場凝縮を伴う動的不安定性が発生することを解析的に示した.この不安定性は,ヘテロ超重力におけるブラックブレーンの相転移を意味し,未発見のブラ...

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  4. 幸大 三木 (The University of Osaka)
    09/03/2026, 16:00

    2次元量子重力を記述するトイモデルとしてJT重力理論が広く知られており日夜活発な研究がおこなわれている。
    JT重力理論はSYK模型と呼ばれる1次元のMajorana fermionの理論とホログラフィック双対であることが知られており、AdS/CFT対応の具体例として大きく注目を集めている。しかしJT重力理論と双対なのは実はSYK模型の低エネルギー有効理論であり高エネルギー領域までも含めたSYK模型と双対な重力理論は未だ知られていない。
    ところで、近年double scaling limitと呼ばれる極限の下でSYK模型を厳密に解く手法が開発され(double scaling...

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