7–15 Mar 2026
Asia/Tokyo timezone

Session

物性

14 Mar 2026, 13:00

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  1. Yuto Nakajima (University of Minnesota, Twin Cities)
    14/03/2026, 13:00

    強相関電子系の典型例である分数量子ホール(FQH;Fractional Quantum Hall)系は、時間反転対称性の破れた(2+1)次元トポロジカル秩序相であり、その低エネルギー有効理論はChern-Simons理論によって記述されることが知られている。近年、ゼロ磁場下においても同様のトポロジカル秩序相が実験的に観測されたことを受け、セミオン結晶相やエニオン超伝導相といった、エニオン励起が重要な役割を果たす新たな量子相への関心が再燃している。

    こうした量子相とその間のトポロジカル相転移は、演算子の自由度を分離するパートンの方法によって一般的に構成できる。また、そのユニバーサリティクラスはChern-Simons matter理論によって記述され、物理的に等価な異なるパートン分解は、レベル・ランク双対をはじめとする場の理論の双対性の網(Duality...

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  2. Mr Shuma Nakashiba (Institute for Solid State Physics)
    14/03/2026, 13:20

    エンタングルメントは量子多体系の相の理解において極めて重要である。1次元量子細線などの量子多体系の低エネルギー領域の物理は(1+1)次元共形場理論(CFT)で有効的に記述できることがあり、CFTのエンタングルメントを調べることはそのような系の物性を理解する上で有用である。
    多体系のエンタングルメントを定量する指標の一つにエンタングルメントエントロピー(EE)がある。 EEはRényiエンタングルメントエントロピー(REE)と呼ばれる量の$n\to...

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  3. 風雅 石井 (東京大学教養学部)
    14/03/2026, 13:40

    量子多体系において、模型の持つ局所保存量の構造は熱平衡化や輸送現象に関わる重要な要素である。近年、局所保存量を網羅的に同定する厳密な手法が量子スピン系において開発され[1,2]、フェルミオン系[3,4]やボソン系[5]といった粒子系にも応用されている。

    一方で、統計性の異なる種類の粒子を含む模型においては、局所保存量の構造は十分に解明されていない。これに対し、本講演では代表的な電子格子結合系であるHolstein模型[6]
    $
    \hat{H}=
    t \sum_{i=1}^L (\hat{c}^\dagger_i \hat{c}{i+1} + h.c. )
    + g \sum
    {i=1}^L \hat{n}i \bigl (\hat{b}_i^\dagger + \hat{b}_i \bigr)
    + \omega \sum
    {i=1}^L ...

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  4. 亮太 那須 (静岡大学創造科学技術大学院自然科学系教育部情報科学専攻)
    14/03/2026, 14:00

    Petz写像(Bayesの定理の量子版)が与えるLindbladダイナミクスの逆過程[Kwon and Kim 2019, Kwon et al. 2021]と、Bayesの定理に基づく古典逆拡散過程[Anderson 1982]の関係を明らかにする。Lindblad方程式を半古典近似することでWigner関数に対するFokker–Planck型の方程式を得る。同様の手順をPetz写像によるLindbladダイナミクスの逆過程に適用することで、逆拡散過程を与える方程式を得る。さらにデコヒーレント状態に対して、ある条件下では半古典近似なしで、確率分布に対する拡散過程と逆拡散過程の関係に完全に一致することを示す。最後に、本研究の応用として量子状態に対するくりこみ群方程式を考察する。本発表の内容はarXiv:2510.18512に基づく。

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