Speaker
Yuya Tanizaki
(YITP)
Description
素粒子標準模型のうち、核力の基礎理論に当たる量子色力学(QCD)は低エネルギー領域で強結合理論になっており、摂動論を超えた場の量子論の取り扱いが必要不可欠である。特に、理論の基本自由度であるグルーオンおよびクォークが漸近状態に存在しない、というカラー閉じ込め問題は低エネルギーの強結合領域が本質的に重要な物理である。ここではQCDを小さな箱に(”適切な”境界条件付きで)入れると、具体的な計算が実行できてそこでの性質が面白いくらい私たちのハドロン物理の真空がもつ性質を上手く再現していることを紹介したい。