Jul 11 – 12, 2026
Kansai Medical University, Faculty of Medicine
Asia/Tokyo timezone
Early-bird registration opens on April 10 – 早期参加登録は4月10日より開始

科学テキストにおける日本語可能表現と英語モダリティの対応ー客観性の見地からー

Jul 11, 2026, 2:30 PM
15m
[2F] Room B

[2F] Room B

Oral Teaching and learning (T3) General Topics 3B

Speaker

史子 戸部 (Kindai University 近畿大学)

Description

コロナの世界的流行の最中、一般人向けの様々な感染対策情報がネット上に流れたが、そのほとんどが英語で書かれたものだった。医療従事者が英語の情報を即時に理解し、患者に的確な日本語で伝えることができなければ多くの人命にかかわる事態になりかねない。本稿ではmodalityに注目し、医療系の英語教育の問題点について考える。

アメリカの州政府機関が発行した一般人向けのコロナ感染対策の広報記事の中から短い3文を抜粋し、薬学部の学生に日本語訳をさせた。特にmodalityの観点から、学生が正しく理解しているか、全てのオーディエンスに誤解なく伝わるかを検証した。テキストのジャンルとオーディエンスのレジスターを考慮し、日本語のコーパスとして中学の理科の教科書を使用した。

STは平易な英語で書かれた簡単な文章であるにもかかわらず、 “can”を「ことができる」としたことで誤訳する学生が多数を占めた。一方modal verbではない”help”も日本語にすると「ことができる」と訳せる場合がある。理科の教科書の文章の客観性を軸に “can”と日本語の可能表現の対応について考察する。

言語体系が異なるため英語のmodalityの概念をそのまま伝えるのは難しい。しかしコロナのような緊急時にmodal verbを発話に正しく反映させることができなければ患者の命に係わる。今後は医療系の学生が文法知識を超えた正しい理解を身に着けるための英語教育の在り方をさらに考えていきたい

Author

史子 戸部 (Kindai University 近畿大学)

Presentation materials

There are no materials yet.