Speaker
小野 啓太
(大阪大学)
Description
J-PARC KOTO実験では、中性K中間子の稀崩壊KL→pinunuを探索している。荷電K中間子による背景事象を削減するために、0.2mm厚の薄いプラスチックシンチレータの表面から出たシンチレーション光を集めて光量を獲得する荷電粒子検出器を開発し、KOTOビームラインに設置した。本講演では、この荷電粒子検出器の特徴や2023年の夏に取得したデータを用いた荷電粒子検出効率や獲得光量などの性能評価について報告する。