Speaker
近藤 翔太
(東京大学)
Description
HL-LHC ATLAS 実験に向けて開発中のミューオントリガー回路は、主にヒットデータのバンチ交差識別を⾏う前段回路とトリガー演算を⾏う後段回路で構成される。トリガー演算は固定レイテンシーで行うため、両回路間のヒットデータの送受信は固定位相で⾏う必要がある。本番運用に向け、現在手動で行なっている、前段回路で⽤いるパラメータや後段回路におけるラッチのタイミングの制御を自動化させたい。加えて、本システムが的確な稼働をモニターする機構も必要である。発表では本課題に対する開発や試験結果を報告する。