Speaker
佐々木 涼花
(大阪大学)
Description
COMET実験は茨城県東海村のJ-PARCで行われる予定のミューオン電子転換過程を探索する実験である。この実験では Cylindrical Trigger Hodoscope (CTH)と呼ばれる、256枚のプラスチックシンチレータからなる円筒型検出器を メインのトリガー発行および時間測定に用いる。現在実機建設を行なっており、その一部分を用いた性能評価を進めている。2023年11月にはスイスのPaul Scherrer Instituteでビーム試験を行い、その検出器の電子、ミューオン、パイオンに対する詳細な応答を調べた。本講演では実験の概要および解析結果について講演を行う。