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ローレンツ対称性は素粒子物理学の標準模型と一般相対性理論の両方における基本的な時空対称性ですが、その破れが量子重力のモデルによって示唆されています。このローレンツ対称性の破れの検出は世界的な科学的関心となっており、干渉実験をはじめとする精密測定システムがその検証に必要な感度を提供しています。本講演ではまず、ローレンツ対称性の破れの概要と、その探索のための理論的枠組みである「標準模型拡張モデル(Standard Model Extension,SME)」を紹介します。次に、卓上実験から宇宙論的観測に至るまで、ローレンツ対称性の破れの検出を目的とした主要な実験を紹介します。また、既存のデータの異常を説明しうるローレンツバイオレーションを伴うニュートリノ振動についても議論し、最後に、ニュートリノ天文台での宇宙高エネルギーニュートリノを用いた、最も精密なローレンツ対称性検証の一つとして期待される研究の展望を紹介します。