千葉大学ではSCORMを利用しMoodleと連携した動画配信システムを開発・運用しており,オンデマンド形式の授業および研修に活用されている.
本システムは,学習者が動画をどこまで視聴したかをSCORMを介してMoodleに保存することで視聴管理ができる一方,どのように視聴プレーヤーを操作して動画を視聴しているかを確認する機能は実装されていない.学習者の視聴行動を確認することで,適切な指導や動画の改善につながることも考えられる.このような取り組みへの第一歩として,MoodleのデータベースモジュールおよびJavaScriptを用いて操作履歴のグラフを可視化する機能の実装を試みた.
STEM分教育野においてMoodleを活用する上でのいくつかの工夫として,1) Cinderella等の動的数学ソフトによる学習教材の使用,2) AIによる実験レポートの添削や文字認識,3) STACKによる小テストの高度化,4) 外部ツールによるJupyterHubとの連携を通じたデータサイエンス教育,等について報告し,その効果や課題を検討する。これらを通じ,多くの対象現象が時間的・空間的に変化すること,実験・観測・試行計算等による実証性が重視されること,数式・数量による定量的表現が不可欠であること,プログラミングによるデータの処理が有効であること,等のSTEM教育分野に固有・共通の特性に応じたMoodle活用実践の有効性や展望等を議論したい。
近年、脳梗塞などで失語症になった人のためのリハビリやトレーニングのためのアプリが開発されているが、コミュニケーション支援アプリはまだ十分であるとは言い難い。
そのため、失語症の方の伝達支援アプリ開発の準備として、以下の方法で画像と語句(日本語・その他)のデータベースを構築した。
1) 社会人や複数の大学の受講者がログインできるMoodleで「少子高齢化と相互伝達」コースを作成。
2) 外国語学習者向けの基礎的な語彙集をカテゴリ別に分類し、必要と考えられる語句を追加。
3) データベースに画像と語句を登録。
Moodle のデータベースによって管理者だけでなく、ユーザ(失語症の方とその家族、問題解決志向型科目の受講者)が画像と語句を効率的に追加・利用できることが明らかになった。
近年、生成AIの性能の進化が著しく、文章・画像・動画などをテキスト(プロンプト)のみで生成することが出来るようになった。しかしながら、手軽に生成出来るが故に生徒が提出課題を生成AIにより作成しそのまま提出するという行為が増加傾向にある。こうした行為は場合によっては著作権等の権利を侵害する可能性があり、かつ生徒に対して教育効果を適切に生み出さない可能性もある。そこで、東雲研究所が過去に取り組んだ生成AI対策をもとに対策などについて発表を行う。