Speaker
中園 寛
(東京大学)
Description
ダークマターハロスコープ実験において、現在までに複数の手法による空洞共振器内の周波数変調が提案されているが、どの手法も一長一短であり決定的なものは確立されていない。そこで、我々は空洞共振器内にSQUID型の超伝導量子ビットを導入し、それにより生じるLamb shiftの強弱によって共振周波数を変調させる機構を新たに開発し、実験系に導入、ダークマター探索実験を行うことを目指している。本講演では、当探索実験の現状と本研究の今後の展望について報告する。