18–21 Feb 2024
志賀レークホテル
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Th-229原子核時計実現に向けた真空紫外レーザー開発への挑戦

20 Feb 2024, 20:20
20m
志賀レークホテル

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Speaker

清水 航太朗 (岡山大学)

Description

Th-229原子核は、8 eVという原子核としては例外的に低エネルギーの第一励起状態(アイソマー状態)を有し、原子核の遷移を利用した原子核時計の候補として期待されている。今年、8 eV励起状態からの脱励起に伴って放出された真空紫外光(波長150 nm程度)を初めて観測したという報告がなされた。現在我々のグループは真空紫外レーザーによるアイソマー状態への直接励起に向けた研究を進めており、今回はレーザー開発の概要と進捗について説明する。

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