Conveners
ML・検出器・暗黒物質探索
- 森山 茂栄 (東京大学)
男谷 文彰
(東京大学)
19/02/2023, 20:55
Belle II実験では将来のビームルミノシティ増強による放射線量増加が予想され、ビーム衝突点に近い崩壊点検出器内のシリコンセンサーの放射線耐性評価が重要な課題である。評価のために、我々は2022年7月末にセンサーへの電子線照射を実施した。本発表では、シリコンのバルク損傷によるセンサーの性質変化の測定結果と照射前後でのセンサーの電荷収集効率とノイズの変化の測定結果を中心に発表する。
谷口 日奈子
(早稲田大学)
19/02/2023, 21:35
GRAMS実験の目標の一つに宇宙線荷電反粒子検出による暗黒物質の間接探索がある。早稲田大学では30cm角のLArTPCを製作し、宇宙線ミューオン停止点からの崩壊電子の有無による粒子反粒子識別試験を実施した。今後LArTPCとToFを組み合わせた統合試験に向けてToFの準備も進めている。本発表では、LArTPC試験結果を中心に地上実験の現状について報告する。
清水 虎冴
(早稲田大学)
19/02/2023, 22:00
GRAMS実験は大気球搭載液体アルゴン(LAr)TPCを用いた宇宙反粒子探索と宇宙MeVガンマ線の高感度測定を目的としている。LArTPCは荷電粒子と反応して電子を信号として発生させる。地上でのLArTPC反粒子識別の原理検証は重要であり,J-PARCハドロンホールのビームラインでの試験を予定している。本発表では,反粒子識別の原理検証に向けた検出器のうち信号読み出しエレクトロニクスの構築およびその開発現状について報告する。